【バリ取り機】ステンレスの仕上げも大満足!高い切削力が叶える高品質化

【バリ取り機】ステンレスの仕上げも大満足!高い切削力が叶える高品質化

バリ取り作業は、製品の完成度を左右する重要な工程です。しかし手作業でのバリ取りは品質にバラツキが出やすく、時間も手間もかかります。バリ取りの悩みを解決する一つの方法として、富士機工のバリ取り機「バリトール」シリーズをご紹介します。

そもそもバリ取り機は必要?富士機工のバリ取り機導入をおすすめする3つの理由

金属加工業界におけるバリ取りの作業は、安全面への考慮という観点から今では当たり前のものとなっています。
バリ取りには様々な方法がありますが、手作業で行っているケースも少なくありません。

バリ取りだけのための新しい設備つまり「バリ取り機」を導入する必要性と、数あるバリ取り機の中でも富士機工のバリトールシリーズを選択する

メリットを解説していきます。

手作業によるバリ取りの負担や、かかる時間を削減できる

バリ取り機を新規で導入すると、それまで手作業で行っていたバリ取り作業が自動化されることによって作業者への負担が軽減でき、作業にかかる時間も短縮できます。企業がバリ取り機を導入する最大の目的はここにある、といっても過言ではないでしょう。バリ取り機を使うことで、手で1つずつ作業していた分をマシンに任せることができ、複数人体制で行っていたバリ取りを1人でも行えるようになります。
 
バリ取り作業は利益を出しにくく、加工費を取らず(取れず)にサービスとして行っているケースが少なくありません。
バリ取りに人的コストを減らせば、その分人件費が抑えられるのはもちろんのこと、バリ取りにかけていた時間をほかの仕事に充てることで生産性をアップすることができるでしょう。

バリ取りの仕上がり品質が均一になる

手作業でのバリ取りは、作業者個人の熟練度や技術によってばらつきが発生しやすく、仕上がり品質に個人差が出やすいのがネックでした。
「前回はきれいにバリが取れていたが、今回のバリは取れが甘いなあ…」という状態が続けば、品質への信頼も揺らぎかねません。

バリ取り機を導入することで、バリ取りの作業そのものをマシンが行うため、製品の品質を高い水準で統一することが可能です。

他メーカーのバリ取り機(研磨ブラシタイプ)と比較して、コンパクトかつ安価で導入しやすい

研磨ブラシを使用したタイプの乾式バリ取り機は、凹凸がある製品や処理鋼板などの加工には適しているものの、仕組み上どうしても粉塵が発生します。粉塵は健康被害や汚れの原因となるため、飛び散らせないための集塵機が必須。つまり乾式バリ取り機は必ず集塵機とセットにしなければならず、サイズが大きくなってしまいます。
一方で富士機工のバリ取り機、バリトールシリーズは、湿式のため集塵機が必要ありません。その分コンパクトなサイズで狭いスペースにも設置でき、足元にはキャスターがついているので移動も可能です。

仕上がりへの不満も解消!高い切削力が特長のバリトールシリーズ

金属加工に携わる人がバリ取り機にまず望むことは、過不足なくきれいにバリが取れることではないでしょうか。
バリの取れぐあいは、製品の安全性や見た目に影響を及ぼします。

高い切削力を持つバリトールシリーズが、技術面でどのようなメリットをもたらすかをご紹介します。

頑固なバリにも対応。切削力と表面の仕上がりにこだわるならバリトール

バリトールシリーズが持つ技術的な魅力は、何といっても切削力の高さです。

バリを取るためには金属を高速で削り取る 必要がありますが、そうすると接触部分に摩擦熱が発生します。バリトールシリーズは加工部分に水をかけることで摩擦熱を抑えられるため、その分バフで加工対象物を強く研磨することが可能。さらに熱が加わることによって発生する材料の反りを少なくし、全体をしっかりとムラなく研磨できるという効果もあります。
 
バリ取りに使用するバフも、多彩な種類を用意しています。アルミや銅などやわらかい素材に適したものから、ドロス取りに使えるものまで、バフを使い分けるだけで幅広い素材やニーズに応えることが可能です。さらに加工対象物全体を磨く仕組みですので、表面の仕上がりも均一化できます。

レーザ加工したステンレスのドロスにも!他メーカーのバリ取り機との併用もおすすめ

ステンレスをレーザ加工した際に発生する、頑固なドロスに悩まされている方は多いのではないでしょうか。
研磨ブラシを使う乾式のバリ取り機だと、強いバリやドロスは取りきれないことが多々あります。
バリトールシリーズは、タレパン加工のバリやステンレスのドロスといった、手強いバリを相手にしたときに真の力を発揮するマシンです。

ステンレスに強いバフを使用することで、驚くほどきれいに仕上がります。
 
実際に、すでに他メーカーのバリ取り機を導入していても、取りきれないバリ対策としてバリトールを追加導入し、併用しているという企業は少なくありません。簡単に取れるバリは他社のバリ取り機で、頑固なバリはバリトールでといった使い分けをすることにより、作業効率もアップします。

キズ隠しや簡易ヘアライン状仕上げで、他社との差別化を図れるメリットも

バリトールシリーズが持つ切削力と、加工対象物をコンベアベルトで一定方向に流し、バフでバリを取り全体を磨いて加工を行うという仕組みは

すでにご紹介しました。これは、バリ取りをしながら表面をきれいに仕上げられるという付加価値をもたらします。
 
バリ取りと表面加工を同時に行える大きなメリットは、何といっても表面のキズを隠せることです。
金属加工の現場では、材料を運んだり作業台に設置したりしているうちに、金属の表面にキズが付いてしまうことがあります。

しかしこれは業種によっては致命的で、最悪の場合はキズが原因で製品として認められなくなってしまうことも。
 
バリトールシリーズでは、まず切削力のあるセラミックバフでバリを取り、それから布バフで表面を磨くことで、加工作業中に付いてしまったキズを隠すことが可能です。タレパン加工の打ち跡も隠せるため、見違えるような仕上がりになります。

また、簡易的なヘアライン状に仕上げも可能。このようにバリトールシリーズは他メーカーのバリ取り機と比較しても表面の仕上がり品質が高いのが特長で、各方面から高い評価を獲得しています。
 
実際に、「図面に『バリトールで加工』と指定される」ケース、「表面がきれいに仕上がっていることで取引先から高評価を獲得し、受注が増えた」というケースもあります。

このほか、「ヘアライン状仕上げを施すことで、バリ取り後すぐに出荷できるようになった」というケースでは、工程短縮にも貢献しました。

さらに、加工精度の高さを証明するものとして、「最初はバリ取り目的で導入したが、現在は表面加工を目的に使っている」というケースもあります。
 
バリトールシリーズによる表面仕上げは、それ自体が目的ではないにしても、付加価値としては十分すぎるほど魅力的です。加えて一部の企業では、バリを取りながら被膜取りや装前処理を施し、対応できていなかった部分や手間がかかっていた部分の課題を解決しています。

まとめ

富士機工のバリトールシリーズは、バフの本数が1本から4本まで選べる4タイプの機種を取りそろえています。材料やニーズに合わせてぴったりの機種をご提案することも可能です。興味を持たれた方は、まずはぜひ詳しく紹介した製品案内を以下よりご覧ください。

今回、紹介した製品はこちら

バリ取り機「ツインバリトール」

今回、紹介した製品はこちら

バリ取り機『トリプルバリトール』

今回、紹介した製品はこちら

バリ取り機『バリトールⅣ』

お問い合わせCONTACT

お見積り依頼、サンプル加工のご相談、製品カタログのダウンロードはこちらから

電話受付時間 平日AM 8:30~PM 17:25

次回展示会情報EXHIBITION

製品案内

材料から選ぶ

加工内容から選ぶ